「さよなら夜のライオン」の校正を終えて

 正味丸二日間で、遙54号に掲載予定(明年1月16日発行予定)の小説「さよなら夜のライオン」の校正を終えた。あまりに訂正、字句修正、挿入文が多く、編集長の金澤先生には申し訳ないと思いながらも、いい作品としたいという思いが、自分の能力のなさを知らされつつも、それでも少しでも完成度をあげようと努力した。その甲斐があったといまは思っている。
 今回の自作の校正作業は、青森中央学院大学での「小説を書こう」講座と「孔子の本」の校正の経験が役に立った。76枚の原稿は、何度も何度も推敲した。いままでになく、一生懸命書き、一生懸命推敲した。すこしだけ、自信も生まれた。これをバネにさらに精進したい。北狄の「城ヶ倉大橋」とともに、今年のいい締めくくりとなった。
 来年のために、明日からまた「北の螢に魅せられて」、「ねぶた師半蔵」をしっかりと書き続けたい。おかげ様で、体調はすこぶる好い。書く環境も万全に整っている。