服部先生の文学一路の生涯

 東北近代文学事典の人物篇に北狄代表の故服部進先生の項を担当して書いた。昨夜、それを漸く完成させて、出版社にメールで送った。
 あとは、校正の時に、チェックすればいいだけ。出版されても、服部先生に叱られないように、祈るだけだ。
 その関連で、アマゾンでチェックしてみたら、服部先生の旧著がすごい高値で中古本として評価されていた。昭和50年代に出した作品集が高値をつけているということは、北狄で服部先生の全集を出せれば、意外に読者がいるのかもしれない。
 服部先生とともに、北狄も再来年は創刊60周年を迎えることになる。かつて奥様がせっせとワープロで入力した全作品の私家本があるはずだが、いずれにしても偉大なる北狄の文学一路の作家・服部進の生涯を後世に遺す仕事も誰かがやらなくてはならない。作品目録は前に一度、手がけたことはあるが、もう一度、暇をみつけてやる必要もあるのかもしれない。