今日は7月18日、木曜日です。朝方、少し涼しい気がして5時半に目が覚めました。6時から30分散歩してきました。うす曇りがひろがり、そほど風もなく、静かな朝のはじまりでした。6時15分に車で出勤する人が何人かいます。そう言えば、今日は家内も6時半に出勤しているのでした。雨が降らなければいいが、と青空のかけらもみえない空を見上げて、深呼吸だけして家に入りました。それでも、うっすらと汗が体表面に滲み出ているのを感じました。
さて、今日の論語一日一章は、第7篇「述而第七」の第13章「子之所愼斉・戦・疾」(子の慎む所は斉・戦・疾)です。
原文はこうです。
「子之所愼齊・戰・疾。」
読み下し文はこうなります。
「子の慎む所は斉・戦・疾。」
これの中国語簡体表記はこうです。
「子之所慎齐,战,疾。
Zǐ zhī suǒ shèn qízhànjí。」
この章の日本語訳はこうなります。
「孔子が特に意を用いて慎むことが三つある。それは、斎(ものいみ)と戦争と病気とである。」
ここで、この章の語句・語彙の解説はこうです。
斉;斎と同じで、祭をする時に精神を統一して神明に交わるものをいいます。ものいみともいいます。
疾;病気のことです。
この章は門人が孔子の特に慎むところを挙げたものです。
斉は、誠が至か至らないか、神が祭を享(う)けるが享けないかの決する所のことです。戦いは衆人の死生と国家の存亡との関係する所のことです。疾(やまい)はわが身の死生存亡する所のものです。みな慎まなければならないのだ、と朱子は述べています。
尹淳の説によれば、孔子は慎まない所はないけれども、この章は弟子がそのうちの大きなものを記したものである、とされています。