今日の魯迅のことばは、「世界はこんなにも広く、しかもまた、こんなにも狭いのです。貧しい人々はこんなにも愛し合いながら、しかもまた、愛し合えずにいるのです。そして、晩年はこんなにも孤独でありながら、しかもまた、孤独に安んじられないのも事実なのです」
魯迅は、人々はこの広くもあり、狭い世界で、貧しいながらも愛し合い、憎みあって生きている。晩年にはみな孤独になるが、孤独ではこころ安らかにはなれないと言っています。つまり、どんなに貧しくとも、家族、友だち、そして隣近所のひとたちと助けあって生きていかなければならないと言っているのです。