3月21日

 今日は3月21日、彼岸の中日です。昨日は三男夫婦が家に来て、日本酒をしこたま飲んだため、二日酔い気味でした。それでも朝8時過ぎに家を出て、青柳の事務所には8時20分には着きました。空気を入れ替え、22日の研究会の資料作りに励みました。10時過ぎにイートファンに寄り、鶯餅と大福を買い、奈良岡さん宅へ向かいました。土曜日に来いという手紙をいただき、それが今日となりました。

 今日の子規歳時は、

 カナリヤの餌に束ねたるはこべ哉 (1899年、明治32年3月21日)

 子規は窓外の大鳥カゴのカナリヤの声が頭に響いて精神を乱すとて、碧梧桐に譲ったのは明治35年3月20日のことです。残る小鳥もチャボに替えたが、まだ鳴声がうるさいとまた庭のすみに移してしまったそうです。

 約1時間弱、奥様も交え3人で語り合いました。話題は選挙のことでした。右手と会話は信じられないくらいの回復ぶりです。あとはリハビリして自力歩行ができるようになればという感じでした。一昨年の12月20日に二人で一升二合あけ、そして忘年会が続いて28日の夜に奈良岡さんが倒れたという記憶が蘇りました。帰りにお土産をもらい、家にいったん帰りました。

 今日の魯迅箴言は、箴言17です。

17 动植之间,无脊椎动物之间,都有中间物;或者简直可以说,在进化的链子上,一切都是中间物。

  Dòngzhí zhī jiān, wú jǐchuí dòngwù zhī jiān, dōu yǒu zhòng jiān wù; huòzhě

   jiǎnzhíkěyǐ shuō, zài jìnhuà de liànzi shàng, yīqiè dōu shì zhōngjiān wù.

(動物と植物の間、あるいは脊椎動物無脊椎動物のあいだには、どちらにもその中間物が存在する。あるいは、つまりこうも言えよう、進化の鎖に連なるものすべてが中間物である、と。)