9月16日、町を出てて稲妻広し森の上

 9月16日になりました。十五夜の翌朝は爽やかな秋晴れです。昂硯君も静かに眠っているようです。娘の真剣な母親ぶりには驚きです。女房がその昔、25歳で長男を産んだときとは大違いです。何から何まで自分でやるのですから、高齢初産の覚悟ができてるみたいです。わがままで泣き虫だった娘が39歳でつかんだ幸せが昂硯君なのです。ちいさな命の存在が人間の希望につながるのを実感しています。
 娘に昂硯君が二十歳になるまで元気でいるようにと命じられました。無理をしないでゆっくり生きることにしました。

 正岡子規は、慶応3年(1867年)9月17日に松山市新玉町で生まれました。ことしは生誕149年です。来年の2017年が生誕150年です。