10月29日、木犀や障子しめたる仏の間

 10月29日、土曜日です。あと、3日で10月も終わりです。ジュネの法則どおり、加速度的に一日が早くなっています。雲の合間から陽がさしています。今日は昼の新幹線で函館行きです。校正の仕事が入り、それをもっていきます。

 今日の魯迅箴言365日は、箴言362です。
 假使世界上真有天才,那么,漫骂的批评,于他是有损的,能骂退他的作品,使他不成其为作家。然而所谓漫骂的批评,于庸才是有益的,能保持其为作家,不过据说是吓退了他的作品。
 Jiǎshǐ shìjiè shàng zhēnyǒu tiāncái, nàme, mànmà de pīpíng, yú tā shì yǒu sǔn de, néng mà tuì tā de zuòpǐn, shǐ tā bùchéng qí wèi zuòjiā. Rán'ér suǒwèi mànmà de pīpíng, yú yōngcái shì yǒuyì de, néng bǎochí qí wèi zuòjiā, bùguò jùshuō shì xià tuìle tā de zuòpǐn.
 もしもこの世界に真の天才がいるとしたら、悪罵の批評は、彼にとっては不利であり、その作品をしりぞけさせ、作家になることを阻むだろう。だが、いわゆる悪罵の批評は、凡才にとっては有益で、彼に作家の面目を保たせる。悪罵のせいで作品ができなかった、というわけだ。