11月14日、蘭学の書生なりけり薬喰

 11月14日、月曜日です。昨日は酒を飲まず、ひたすら運転手と聞き役に徹しました。送り迎えをし、駐車料金を払い、懇親会ではノンアルビールで通しました。お陰さまで眠くありません。
 今日は月曜会ですが、成田先生の友人が危篤のようで、先日から弘前の病院につきっきりのようです。延期することも考えなくてはなりません。先生の友だち思いには頭が下がります。立派なものです。私も友人の最期を看取る場面があったなら、先生のようにようにできるかどうかわかりませんが、悔いの残らないようにしたいものです。
 朝は雲一つない真っ青な空が気持ち良かった暖かい陽射しが柔らかく体を包んでくれる。
 夜は天高く満月が遠くで穏やかに輝いている。

 一日おきに牛肉を食べていた子規が晩年は刺身ばかり食べていたようです。その理由は、明治34年5月に歯を痛めたため、それ以後は牛肉は食べ得なくなったのであろうと虚子は書いています。

 今日の魯迅箴言130は、箴言14です。
 同是不满于现状,但打破现状的手段却大不同;一是革新,一是复古。 
 Zi yǔ lǔ dàshī lè yuē, lè qí kě zhījǐ, shǐ zuò xī rú yě, cóng zhī chún rú yě, jiǎo rú yě, yì rú yě, yǐ chéng,
   同じく現状に不満でも、現状打破の手段は大いに異なる。ひとつは革新、ひとつは復古。

 魯迅のこの箴言は、まさしく今の日本、そしてアメリカにいえる。まさしく、現状に不満な日本国民とアメリカ国民がともに革新ではなく、復古の道を歩んでいるのです。少なくともわたしにはそう見える。時代がそうなら、耐えるしかないのかもしれません。どんどん復古して行って、さらに不満がまして、どうにもならなくならないと革新の側へシフトしないのかも知れません。戦争への道を走らなければいいのですが。