魯迅箴言日記 2019/10/12 三千の俳句を閲し柿二つ

 今日は10月12日、土曜日です。三連休の初日ですが、台風19号の襲来で日本中大混乱となっています。青森は雨がふっていますが、風は強くありません。輝代さんは時折、思い出したように「死にたくない」と泣いています。むせび泣くのです。しかし、いつもは落ち着いていますが、ふと死の影がしのび寄ってくるのに耐えられないようなのです。今日から3日間、できるだけそばにいるようにします。幸い、天気予報では大嵐は明日までで、三日目の14日は台風が温帯低気圧に変わって天気も回復しそうです。少しでも笑いが起こるように湿りがちな会話をユーモアと冗談を言うように気をつけています。

 

 今日の子規歳時は、果物好きで、特にカキを愛でた子規が詠んだ明治30年の句です。この句もカキを詠んだ子規の名句のひとつです。「二銭の川柳を眺め柿ひとつ」と駄洒落てみました。因みに私は、柿をあまり好みません。リンゴは別ですが。268

 

 今日の魯迅箴言は、箴言268です。

 这拉纤或把舵的好方法,

   虽然也可以口谈,

   但大抵得益于实验,

   无论什么看风看水,

   目的只是一个;

   向前。

 この舟を曳き、舵をとるよい方法は、

 口で言うこともできはするが、

 実験によって体得する場合が多い。

 風や水を見る方法がどうであろうと、

 目的はただ一つしかない――

 それは、前進することだ。

 

 10月10日の魯迅箴言は、

 幻想は高く飛びすぎると、現実に堕ちたとき、傷は思いのほか深くなる。

 急に力を入れすぎると、力を抜いたとき、身体は動きにくくなる、ものだ。

 

 10月11日の魯迅箴言は、

 志望が大きくなり、理想が高くなるにつれて、自分の努力することはますます少なくなり、自分で手を引くことがますます多くなる、ものだ。