魯迅箴言日記 2024/01/02 痩馬をかざり立てたる初荷哉(明治33年、1900年)

 今日は1月2日、火曜日です。元日、午後4時過ぎ、大きな揺れが続き、目がまわるほどに続きました。震度7がラジオから聞こえてきました。津波が来るとアナウンサーが絶叫していました。石川県の被災地の人に向かって、すぐに逃げてくださいと絶叫するのも必要ですが、倒壊する家屋の下敷きになっている人がいるのではないかと心配になりました。冷静な報道が必要だと感じました。義弟の家に行き、新年の宴でしたが、話題は地震のことで、娘の夫の実家が柏崎なので、大丈夫かと心配で、早めに帰宅しました。総理の記者会見を見ましたが、危機管理の意識が乏しいように感じました。津波の被害はほとんどなく、今朝の死亡者は6人と言うことでしたが、それが夕方5時には48人に拡大し、まだまだ増えるような気がします。緊急事態として、国が被災県に対し、能動的な発信と援助が必要と強く感じました。

 今日の夕刻、今度は日航機と海保機の接触炎上事故。日航機の乗客乗員は全員無事でしたが、海保機の方は、機長だけが生き残り、5人死亡。

 今日の子規歳時は、「痩馬をかざり立てたる初荷哉(明治33年、1900年)」です。ここで、1月2日は初荷の行事。馬引きが愛馬の痩せ馬を飾り立てている。

 今日の魯迅箴言は、箴言365-2「穏やかな暮らしから困窮の暮らしへ堕ちた者なら」です。

 有谁从小康人家而坠入困顿的么,我以为在这途路中,大概可以看见世人真面目。(呐喊、自序)

 穏やかな暮らしから困窮の暮らしへ堕ちた者なら、大概はその過程で世間の人の真面目(本当の顔)を見るだろうと、私は思う。