中国の学生組織

 中国の7~9月の成長率は10%を下回ったことが報じられました。私は3年の学生たちに、日本の実情を話しています。高齢化社会と若年労働力の減少に対応するため、社会資本の整備と賃金抑制と年金削減に取り組まざるをえないのだと説明しています。バブルの教訓からゼロ金利・低成長を続けているのだと。
 いまの中国はバブルではないでしょうか。金利引き上げもその証左です。相変わらずの低賃金ですが、ローンの保証を国家がしているような気がします。マンション・住宅が投機の対象になっているのです。5年前に50万元で買ったマンションが60万元で売られるくらいです。ローンの残金を支払い、新たにローンを組んで別のマンションを購入して、引っ越しするというやり方です。これでは、かつてのバブルとまったく同じです。
 大学の学生組織は学生会と共産主義青年団の二つあり、前者は全員で後者はうちの大学では6割くらい入っているということです。党員になるには、青年団に入っていなければだめだということでした。