4月3日です

 今日は4月3日、青森県議会議員選挙の告示日です。

 今日の子規歳時は、3日分です。

 故郷はいとこの多し桃の花 (1895年、明治28年4月1日)

 子規には多くのイトコがおりました。藤野古白もその一人です。元興銀総裁、元日銀政策委員の岸喜二雄氏もその一人。子規の後を継いだ正岡家の当主忠三郎氏も、加藤拓川の三男で従弟にあたります。

 古庭に一重ばかりの桜かな (1895年、明治28年4月2日)
 
 松山中の川の旧居の庭内に「正岡の桜」とよばれる有名な老桜があったようです。花の盛りには中の川の清流に紅の影をうつして美観であったようです。これにちなんで子規は老桜・桜庭・香雲などと称しました。

 一桶の藍流しけり春の川 (1895年、明治28年4月3日)

 老桜のあった港町4丁目一番地の子規生い立ちの家は、中の川端にありましたが、その後移った十六番戸の家も格子窓の下を中の川が流れていました。子規はここへ五度帰省し、漱石が初めて訪ねたのもこの家でした。


 今日の魯迅箴言は、箴言28です。

 28 有谁从小康人家而坠入困顿的么,我以为在这途路中,大概可以看见世人的真面目。

  Yǒu shuí cóng xiǎokāng rénjiā ér zhuì rù kùndùn de me, wǒ yǐwéizài zhè tú lù

  zhōng, dàgài kěyǐ kànjiàn shìrén de zhēnmiànmù.

(穏やかな暮らしから困窮へ堕ちた者なら、たいがい、その過程で世間の人の真面目を見るだろうと、私は思う。)