1月2日、奴凧くるくる回る保身術

 2019年1月2日、短篇小説の応募作が落選したのを英明君が知らせてくれました。ヒトが描かれていないということでした。13枚でヒトを描くのは難しいものです。

 今日の子規歳時は、明治29年(1896年)1月2日の「鑓羽子の吹かれて風に斜なり」です。
 僕の今1月2日の川柳は、「奴凧くるくる回る保身術」です。凧揚げの風景があちこちで見られたのに、今ではお目にかかることはありません。奴凧がくるくる回っているのを見て、保身術にたけているな、と思ったことがありました。

 今日の魯迅箴言は、No2「呐喊/自序 Nàhǎn/zìxù 」です。
 有谁从小康人家而坠入困顿的么,
  我以为在这途路中,
  大概可以看见世人的真面目。
  Yǒu shéi cóng xiǎokāng rénjiā ér zhuì rù kùndùn de me,
  wǒ yǐwéi zài zhè tú lù zhōng,
  dàgài kěyǐ kànjiàn shìrén de zhēnmiànmù.
 穏やかな暮らしから困窮の暮らしへ堕ちた者なら、
 その過程のなかで、
 大概は、世間の人の真面目(本当の顔)を見るだろう、と私は思う。