5月9日、土曜日、朝は薄日ですが、脇目もふらずに日課に励む

 今日は5月も9日、連休明けの土曜日です。落ち着いた日です。今日は高校同期の、藤川君夫妻の出版記念パーティです。午後2時には田中君と待ち合わせして、鈴木先生の弔問に伺います。午前中にGEAの理事会、午後3時から大竹事務所の政策集会もあり、なにかと忙しい1日となりそうです。
 昨日は三甲会の集まりに、保健所の宮川君、志功館の武田君、印刷会社の山中君、元駅長の柳谷君、未亡人の岩見さん、それにあとから放送技術の奥崎君も病み上がりながら加わりました。葬祭業の山上君は急な葬儀が入ったとかで欠席でした。それに天ぷら堤の女将真知子さんと私の8人でした。それぞれの現況を話しているなか、中学同期生の消息とともに、やはり病気や健康のことが話題の中心に移り、最後は集まれるうちに集まろうということで9時前に散会しました。

 今日の子規歳時は、
 山々は萌黄浅黄やほととぎす (1891年、明治24年5月9日)

 もえ‐ぎ【萌葱・萌黄】色

①葱(ネギ)の萌え出る色を連想させる、青と黄との間の色。もよぎ。

②襲(カサネ)の色目。表裏共に萌葱。また、表は薄青、裏は縹(ハナダ)

 もえぎいと‐おどし【萌葱糸縅】‥ヲドシ

(ヨロイ)の縅の一種。萌葱色の組糸を用いて縅したもの。

 もえぎ‐いろ【萌黄色】色

「もえぎ」①に同じ。

 もえぎ‐おどし【萌葱縅】‥ヲドシ

萌葱糸縅に同じ。

もえぎ‐におい【萌葱匂】‥ニホヒ

①鎧(ヨロイ)の縅の一種。萌葱色の匂縅。

②女房の装束または懐紙の襲(カサネ)の色目。上を濃い萌葱色にし、次第に下へ薄い色にしたもの。

 あさ‐ぎ【浅黄】

①薄い黄色。

②浅葱(アサギ)に同じ。「―の袍」

 あさぎ‐まだら【浅黄斑

 マダラチョウ科の大形のチョウ。翅は青灰色半透明で、前翅の翅脈と外縁に沿う部分は黒く、後翅の翅脈と外周部は濃褐色。幼虫の食草はガガイモ科の植物で、年に数回発生。わが国全土、中国南部・ヒマラヤへかけて広く分布。

 あさ‐ぎ【浅葱】色

(薄い葱キの葉の色の意。「浅黄」とも書く)

①薄い藍(アイ)色。みずいろ。うすあお。

(六位の人の袍の色が浅葱であったから) 六位をいう。源少女「―にて殿上に帰り給ふを」

③あっさりと控えめなこと。また、いい加減なこと。浄、重井筒「何事もさらりつと―にいうて」

浅葱裏の略。

 明治22年5月9日夜、子規は常磐会寄宿舎で血を吐きました。翌日、医師の診察を受けましたが、外出から帰って再び吐血します。このとき、時鳥(ほととぎす)4,50句を作ったとされますが、今は伝わっていません。子規の号はこれから始まったようです。

 ほととぎす【杜鵑・霍公鳥・時鳥・子規・杜宇・不如帰・沓手鳥・蜀魂】

(鳴き声による名か。スは鳥を表す接尾語)

カッコウカッコウ科の鳥。カッコウに酷似するが小形。山地の樹林にすみ、自らは巣を作らず、ウグイスなどの巣に産卵し、抱卵・育雛を委ねる。鳴き声は極めて顕著で「てっぺんかけたか」「ほっちょんかけたか」などと聞え、昼夜ともに鳴く。夏鳥。古来、日本の文学、特に和歌に現れ、あやなしどり・くつてどり・うづきどり・しでのたおさ・たまむかえどり・夕影鳥・夜直鳥(ヨタダドリ)などの名がある。?/span>季・夏?/span>。万一八「暁に名告り鳴くなる―」

<>(飛ぶ意から) 「とばた」(地名)にかかる。


 今日の魯迅箴言は、箴言66です。
 我们从古以来,
  就有埋头苦于的人,有拼命硬干的人,
  有为民请命的人,有舍身求法的人,
  …虽是等于为帝王将相作家谱的所谓「正史」
  也往往掩不住他们的光耀,
  这就是中国的脊梁。

    Wǒmen cóng gǔ yǐlái,

    jiù yǒu máitóu kǔyú de rén, yǒu pīnmìng yìng gàn de rén,
    yǒu wéi mín qǐngmìng de rén, yǒu shěshēn qiúfǎ de rén,
   …suī shì děngyú wèi dìwáng jiàng xiàng zuòjiā pǔ de suǒwèi `zhèngshǐ'
    yě wǎngwǎng yǎn bù zhù tāmen de guāngyào,
     zhè jiùshì zhōngguó de jǐliang.
「我々には、古くから、脇目もふらず励む人、懸命にやり通す人。民のために助けを請う人、捨て身で真理を求める人がいた。・・・帝王や将軍・宰相の家譜にも等しい、いわゆる『正史』といえど、往々にして彼らの輝きを覆い隠すことはできなかった。これこそ、中国の脊梁(せぼね)なのだ。」

 今日の論語は、論語6-18(巻第三 雍也第六篇 18章)です。
 子曰、賀勝文則野、文勝質則史、文質彬彬、然君子、
 Zǐ yuē, hè shèng wénzé yě, wén shèng zhì zé shǐ, wénzhìbīnbīn, rán jūnzǐ,
(子曰,贺胜文则野,文胜质则史,文质彬彬,然君子,)
「子曰わく、質、文に勝てば則ち野。文、質に勝てば則ち史。文質彬彬(ひんぴん)として然る後に君子なり。」(質朴さが装飾に勝れば野人であり、装飾が質朴に勝れば文書係となる。質朴と装飾が調和とれてこそ君子といえる。)
 ひん‐ぴん【彬彬・斌斌】
①外形と実質とが共に備わるさま。「文質―」
②文物のさかんにおこるさま。