10月28日、今日の日課です

 今日の子規歳時は、
 大仏の足もとに寢る夜寒かな (1895年、明治28年10月28日)
 子規は奈良には三日滞留しました。宿の女中に御所柿をむかせて食べたようです。「長き夜や初夜の鐘撞く東大寺」、後年この夜のことを思い出し「柿に思ふ奈良の旅篭の下女の顔」という句を詠んでいます。

 今日の魯迅箴言365日は、箴言109です。
 中国人是并非”没有自知”之明的,
 缺点只在有些人安于”自欺”,由此并想”欺人”。
 譬如病人,患着浮肿,而讳疾忌医,
 但愿别人胡涂,误认他为肥胖。
 Zhōngguó rén shì bìngfēi” méiyǒu zì zhī” zhī míng de,
 quēdiǎn zhǐ zài yǒuxiē rén ān yú” zì qī”, yóu cǐ bìng xiǎng” qī rén”.
 Pìrú bìngrén, huànzhe fúzhǒng, ér huìjíjìyī,
 dàn yuàn biérén hútú, wù rèn tā wèi féipàng.
「中国人は『自己欺瞞』をしないことが明らかで、ただその欠点は安易に『自ら欺く』ことで、『人を欺く』ようにすることです。たとえば、顔におできができている病人が、自分の欠点を隠そうとして、ただ自分は太っているだけだと誤解するように、他人を混乱させようとするのです。」

 今日の論語一日一章は、論語12-18(論語巻第六 顔淵第十二篇 18章)です。
 季康子患盗、問於孔子孔子對曰、苟子之不欲、雖賞之竊、
 Jì kāngzi huàn dào, wèn yú kǒngzǐ, kǒngzǐ duì yuē, gǒuzǐzhī bù yù,
 suī shǎng zhī qiè,
(季康子患盗,问於孔子孔子对曰,苟子之不欲,雖赏之窃,)
「季康子、盗を患えて孔子に問う、孔子対えて曰わく、苟くも子の不欲ならば、これを賞すと雖ども窃まざらん。」
(季康子が盗賊のことを心配して孔子にたずねた。孔子は答えていわれた、「もしあなた自身が無欲なら、人民は感化されて羞恥心を持ち、たとえ褒美をやったとしても盗みは致しません。」と。)