11月28日、とうとう青森も初雪が降りました。

 11月28日、明治19年(1886年)観測し始めて以来、今日の初雪が青森市では一番遅い初雪だったようです。
 昨日27日、東通原発についての原子力規制委員会の新基準適合審査の会合が1年4カ月ぶりに開かれ、東北電力が敷地内活断層の活動はみられない、敷地近傍の活断層についてもその断層の動きはみられないとの説明をしましたが、規制委からその主張は退けられ、活断層としての安全性評価をおこなうとの考えがしめされたようです。当然のこととはいえ、東北電力としても断層の活動性を認めるわけにもいかず、このままでは適合審査は大幅に遅れる見通しとなりました。
 原子力規制委員会ならびに原子力規制庁は、3・11福島第一原発事故を受け、原発原子力防災指針は改定したものの、再処理工場など原発以外の原子力施設の防災指針の改定については、今後の検討課題として具体的に示していません。
 東通原発を対象とした原子力防災計画はあまりに実効性に乏しく、30km圏内の東通村住民7143人とむつ市住民52023人が前者はバスと自家用車で、後者はバスと船舶を利用して青森市へ避難するという計画なのだ。昨日からの暴風雨で大間港の函館フェリーは欠航になっており、緊急時には乗用車で自主避難ということになれば、国道279号線はそれだけでマヒしてしまうのは明らかです。
 また、昨日、大間町長は大間原発のオフサイトセンターの建設場所を原発から5.1km離れた同町材木地区に建設したいと提案していたが、県からあまりに近すぎると拒否された旨の発表し、その模様が報道された。当たり前である。原子力防災対策指針では原発から30km内外にオフサイトセンターを設置すべきとしているからである。

 今日の子規歳時は、
 冬の部に河豚の句多き句集哉 (1900年、明治33年11月28日)
 明治33年11月、病が重なるにつれて、子規庵で催していたいろいろの会は次々に廃されて行ったが、蕪村句集輪講だけは、隔月に子規庵で催されていました。

 今日の魯迅箴言365日は、箴言140です。

 今日の論語一日一章は、論語13-25(論語巻第七 子路第十三篇 25章)です。