霜早き根岸の庭や霜掩ひ

 11月18日、金曜日です。昨晩は、本当に寒かったです。午後に新町事務所から柳川庁舎まで自転車を走らせましたが、とても風がつよく向かい風で難儀しました。今日の東京の天気が晴れてくれるのを期待します。なにしろカバ舎は動物園の西のはずれですから、雨だと大変なんです。

 坂の上の雲を書いた司馬遼太郎は旧制弘前高校に受験したことが知られています。合格しなかったようですが、秋山真之漱石、そして子規は友人同士です。明治25年子規は日本新聞に入社し、根岸に新居を構えます。根岸は社長の陸羯南の世話で見つけたといわれています。表題の句は、明治31年の句です。

 今日の魯迅箴言130は、箴言18です。
 不满是向上的车轮,能够载着不自满的人类,向人道前进。多有不自满的人的种族,永远有希望。多有只知反省的人的种族,祸哉祸哉!
 Bùmǎn shì xiàngshàng de chēlún, nénggòu zàizhe bù zìmǎn de rénlèi, xiàng réndào qiánjìn. Duō yǒu bù zìmǎn de rén de zhǒngzú, yǒngyuǎn yǒu xīwàng. Duō yǒu zhǐ zhī fǎnxǐng de rén de zhǒngzú, huò zāi huò zāi!
 不満は、向上の車輪である。自己に満ち足りぬ人類を載せ、人の道向かって前進できる。自己に満ち足りぬ人の多い種族は、永遠に前進し続け、永遠に希望がある。人を責めるのみで反省を知らぬ人の多い種族は、ああ禍ものだ、禍ものだ。