8月26日、桔梗活けてしばらく仮の書斎哉

 今日は8月26日、月曜日です。今日は、北狄の締切日で、引き継ぎをしなくてはなりません。文学者として、小説家として、自分の進むべき路を一歩前進させます。子規歳時と魯迅箴言、それに漱石読解も続けて、だいぶ慣れて来ました。あとは小説をこつこつ書くだけです。プルトニウム研究も面白くなってきました。まさしく継続は力なりです。きちんと日課をこなし、その上で、食うための仕事と生きるための小説執筆をきちんと実行することが大事なのです。わたしの傍には、妻と四人の子の家族がいます。これがなによりの同志であり、宝ものなのです。

 今日の子規歳時は、漱石の下宿愚陀仏庵に子規が起居を共にした明治28年の句です。その松山二番町の跡には記念の標石が立っているようです。

 今日の魯迅箴言は、箴言221です。
 施以狮虎式的教育,
  他们就能用爪牙,
  施以牛羊式的教育,
  他们到万分危急时
  还会用一对可怜的角。
  然而我们所施的是什么式的教育呢,
  连小小的角也不能有,
  则大难临头,
  惟有兔子似的逃跑而已。
 ライオンや虎式の教育を施せば、
 彼らは爪や牙を使うことができましょう。
 牛や羊式の教育を施せば、
 彼らはいざ危ない瀬戸際という時には、
 二本の可憐な角を使うことができます。
 ところで、我々の施したのは何式の教育でしょう。
 小さな角さえも持つことができないとすれば、
 大難が降って来た際、
 ただ兎のように逃げる外ありません。