8月30日、月の秋興津の借家尋ねけり

 今日は8月30日、金曜日です。自転車で転んだときの痛みが、まだ残っています。それでも昨日一日、家で休養したせいか、大分楽になりました。小説もすこしずつ書けるようになりました。この調子でいきたいものです。今日も二つの事務所と家を往復します。

 今日の子規歳時は、明治33年に伊藤左千夫のすすめで興津に転居して療養に専念するために下見に行ったときの句です。結局は転居は実現しませんでした。

 今日の魯迅箴言は、箴言225です。
 相书上有一条说,
  北人南相,南人北相者贵。
  我看这并不是妄语。
  北人南相者,
  是厚重而又机灵,
  南人北相者,
  不消说是机灵而又能厚重。
  昔人之所谓”贵”,
  不过是当时的成功,
  在现在,那就是做成有益的事业了。
  这是中国人的一种小小的自新之路。
 人相の本には、北方人の南相、南方人の北相は貴いと書かれている。
 私が見るに、これはあながち妄想でもないようである。
 北方人で南相の人相の者は、
 重厚で利口であり、
 南方人で北方の人相の者は、
 いうまでもなく、利口で、しかも重厚である。
 昔の人のいわゆる「貴し」というのは、目前の成功のことにすぎないが、
 現在では、それはつまり有益な事業を成し遂げるということである。
 このことは、中国人のささやかな、自己を新しくする道なのである。