魯迅箴言日記 2020/01/14 蓑笠を蓬莱にしえ草の庵

 今日は2020年1月14日、火曜日です。今日は旧暦の12月20日、丙辰、八白、先勝の日です。天気予報は、曇りときどき雪です。最高2℃、最低-2℃です。

 

 今日の子規歳時は、「蓑笠を蓬莱にして草の庵」(明治25年)です。子規は若いころ、旅をこのんだようです。蓑、笠、草鞋を愛用し、後年、病気をしてからは、病床の柱にかけて昔の旅をしのんだとのことです。季語は蓬莱です。

 ほうらい【蓬莱】
①[史記秦始皇本紀] 三神山の一。中国の伝説で、東海中にあって仙人が住み、不老不死の地とされる霊山。蓬莱山。蓬莱島。よもぎがしま。竹取「東の海に―といふ山あるなり」
②富士・熊野・熱田など霊山・仙境の称。
③台湾の異称。
④蓬莱①にかたどって作った台上に、松竹梅・鶴亀・尉姥(ジヨウウバ)などを配し、祝儀などの飾り物に用いるもの。蓬莱台。島台。
⑤新年の祝儀に三方の盤上に白米を盛り、上に熨斗鮑(ノシアワビ)・伊勢海老・勝栗・昆布・野老(トコロ)・馬尾藻(ホンダワラ)・串柿・裏白・譲葉・橙・橘などを飾ったもの。蓬莱飾。宝莱。江戸では喰積(クイツミ)。季・新年。永代蔵四「春の物とて是非調へて―を飾りける」
長唄の一。四世杵屋六三郎作曲。遊郭を蓬莱山に見立て郭(クルワ)情調を述べた素唄物。

 

 今日の魯迅箴言は、箴言362です。

 假使世界上真有天才,

    那么,

    漫骂的批评,

    于他是有损的,

    能骂退他的作品,

    使他不成其为作者。

    然而所谓谩骂的批评,

    于痈才是有益的,

    能保持其为作家,

    不过据说是吓退了他的作品。

 もしもこの世界に真に天才がいるとしたら、

 悪罵の批評は、

 彼にとっては不利であり、

 その作品をしりぞけさせ、

 作家になることを阻むだろう。

 だが、いわゆる悪罵の批評は、

 凡才にとっては有益で、

 彼に作家の面目を保たせる。

 悪罵のせいで作品ができなかった、

 というわけだ。