魯迅箴言日記 2022/01/24 小説の趣向つづまらぬ火鉢哉(明治30年、1897年)

 今日は1月24日、月曜日です。昨日は大相撲初場所の千秋楽で、関脇の御嶽海が優勝し、春場所から大関となることが決まりそうです。久しぶりの日本人の横綱誕生の期待も生まれます。優勝インタビューでの笑顔はとても良かったです。土俵上での怖い顔とはうってかわって、人気者になれる素質をもっていることをうかがわせました。

 昨日の名護市の市長選挙は、まさに凶となりました。日本の破滅への道の予兆となりそうな気配です。政治はどんどん悪くなる一方ですが、政治や外交で破滅する前に、日本は火山の大噴火と太平洋プレートによる大地震により、全土が沈没、海水湖に沈む危険だって否定できないからです。そして、再稼働した原発が爆発し、停止中の原発の使用済み燃料が臨界爆発を連鎖的に起こす可能性もあり、どこの国も日本に近づくことすらできなくなるからです。

 火山噴火や大地震はふせぐことはできないかもしれませんが、いま私たちがやらなければならないことは、コロナを防ぎ、地球温暖化を防ぐためにカーボンニュートラルを一刻も早く実現し、すべての原発を停止・廃炉にし、使用済み燃料を安全にキャスクに入れ、乾式保管する以外にありません。時間はないのです。新資本主義とか呑気なことを言っている時間的余裕はないのです。2022年1月のトンガの火山噴火はそのことを物語っています。

 今日の子規歳時は、「小説の趣向つづまらぬ火鉢哉(明治30年、1897年)」です。

 子規の文章論は、「句を連ね章を飾る美文は一顧の価値なし、しっかりと真実をつかめば字句などはどうでもよい」というのである。私も同感です。

 今日の魯迅箴言は、箴言130-87「思考が縛られていない人は誰しも、」です。

 只要思想未遭锢蔽的人,

    谁也喜欢子女比自己更强,更健康,

    聪明高尚,――更幸福;

    就是超越了自己,超越了过去。

 思考が縛られていない人は誰しも、

 わが子が自分よりもさらに強く、健康で、

 聡明・高尚に――さらに幸福になることを喜ぶ。

 すなわち、自分を超え、過去を乗り超えていくことを。