魯迅箴言日記 2023/09/22 田の中の墓原いくつ曼珠沙華(明治31年、1898年)

 今日は9月22日、金曜日です。高校の同級生の佐藤健一君の奥さんの幸子さんが21日早朝、亡くなられた。だいぶ前から病気であったのを知ってはいたが、夫妻は同級生どうしのおしどり夫婦であった。16日に佐藤君とは、柳谷順三夫妻の送別会であったばかりだった。合掌。今日は昨日とうって変わっていい天気です。

 今日の子規歳時は、「田の中の墓原いくつ曼珠沙華(明治31年、1898年)」です。田んぼの脇にある墓原に咲く曼殊沙華の赤い花が明治の時代のどこにでもある風景です。

 今日の魯迅箴言は、箴言130-50「古人が、書を読まねば愚人になると言ったのは、むろん誤りではない。」です。

 古人说,不读书便成愚人,

    那自然也不错的。

    然而世界却正由愚人造成,

    聪明人决不能支持世界,

    尤其是中国的聪明人。

 古人が、書を読まねば愚人になると言ったのは、

 むろん誤りではない。

 だが世界は、まさにその愚人が造り上げたのであり、

 利口者は、けっして世界を支えることはできない。

 ――なかんずく中国の利口者は。