2月の下旬に北京に行く

 次男の手配で2月の下旬に中国・北京、そしえ5月下旬に米国・ニューヨークにいけそうだ。いまや世界は3極プラス2の時代だ。3極はアメリカとEU、それに中国だ。プラス2はロシアと日本だ。このうちEUはいまや通貨不安をかぞえ、ユーロが切り下げられている。スペイン・ギリシャ・イタリアのあいつぐ国債の切り下げによる影響がEU全体に広がって通貨不安を引き起こしている。アメリカだって、リーマンショック以降の金融恐慌の余波をもろに被っていると言ってさしつかえないだろう。3極のうち、2極が不安になっているときに、残りの中国にも浪が波及しそうである。
 2月と5月に3極のうち、2極の首都に行って、じっくり世界の潮流を観察してくるつもりだ。プラス2のロシアと日本も政情不安定だ。支持率30%の野田政権がいつまでもつのか、はたしてロシアはプーチン首相が大統領に返り咲くことが可能なのか。重大な関心事である。アメリカ大統領選挙、中国の国家主席の交代という具合だ。 
 今年は、世界の大国の指導者が大きく変わる。プラス2の特徴はもう一つ。原発事故だ。チェルノブイリ原発の5年後、ソ連邦は崩壊し、現在のロシアとなった。2011年の福島原発事故の5年後、2016年に日本はどうなっているのだろうか。資本主義の時代は終わったのかもしれない。
 これからの世界はどう変わっていくのだろうか。孫子の代まで見通して、考えなければならないだろう。
 3極プラス2のすべてが崩壊しそうな気がするのは、私だけだろうか。