今日の箴言「先驱者本是」

 今日の魯迅箴言者本是」(先駆者は元来)です。
 「先驱者本是容易变成绊脚石的。
 これの日本語訳はこうです。
 「先駆者は、元来、容易に邪魔者になり変わるものだ。」
 
 新時代にとっての先駆者は、いつの時代でも旧時代の権力者にとっては邪魔者なのだ、と魯迅は逆説的にいっています。よくわかる箴言です。ということは、日本にとってこれから迎える新時代の先駆者とは、まさにいまの政権や、権力者や産業界のリーダーたちにとって一番の邪魔者になっている人のことになります。その答えははっきりしています。脱原発反核燃サイクルを唱え、改憲に反対し、護憲の旗を掲げている人たちのリーダーこそ、これからの日本をつくる先駆者たりうると思います。いまの政権の権力者たちも、かつては政権交代をみざした時代の先駆者だったのにです。
 いまこそ、憲法の理念をほんとうに国民のくらしに定着させ、核兵器のもととなる原発や再処理などの核燃サイクルから手をひき、自由と平等、社会的弱者や少数意見にも耳を傾ける民主主義の徹底こそ、こらからの日本がとるべき新しい進路ではないでしょうか。そのためには、個人から国民全体であらゆる無駄を省き、税金の使途をはっきりさせ、公私の区別を明確にして、そのうえで税金をあげないでどうしたら日本と国民が維持できるか、徹底的に議論すべきだと思います。