今日は4月7日、快晴です

 今日は4月7日(火曜日)です。いまなお、福島県は2011年の福島第一原発事故の影響で10万人が避難生活を送っている現実がある中で、事故の原因追求と廃炉処理、放射能がまき散らかされた大地の除染や汚染水の処理がままならないなか、政府と財界が一体となって脱原発依存から脱却し、原発再稼働とエネルギーのベストミックス(原発の割合を20から25%)へとシフトしようとしています。アベノミクスの失政を今度は原発依存へと転換しようとして乗り切ろうとしているかのようにも見える。孔子は日に三省までいかなくとも、二度は省みる必要があるといっています。福島の惨劇を忘れることは、震災の惨劇とひとびとの悲しみと嘆きに耳をかさないことと同じだと思います。「日本と原発」や「飯舘村 私の記録」などの映画を思い出し、悲しみといら立ち、そして怒りがこみ上げてきます。

 さて、今日の子規歳時は、

 朧夜や悪い宿屋を立出づる (1896年、明治29年4月7日)

 子規が水戸に遊んだのは明治22年4月のことです。3日東京を発し、途中二泊して水戸に入り、宿屋で冷遇され、那珂川を下る舟中で全身が激しく震えたとのことです。7日に帰京していますが、これが発病の一原因ともなったといわれています。

 今日の魯迅箴言は、箴言31と32と33です。


 31 由我造出来的酸酒,当然应该由我自己来喝干。
  Yóu wǒ zào chūlái de suān jiǔ, dāngrán yīnggāi yóu wǒ zìjǐ láihē gàn.
 (私によって造られた酸酒は、当然、私によって飲み干されなければなりません。)

 32 经验的所得的结果无好坏,都要很大的牺牲,虽是小事情,也免不掉不掉要付惊人的代价。

  Jīngyàn de suǒdé de jiéguǒ wú hǎo huài, dōu yào hěn dà dexīshēng, suī shì xiǎo  

  shìqíng, yě miǎn bu diào bù diào yào fù jīngrén dedàijià.

 (経験がもたらす結果は、善かれ悪しかれ、みな大きな犠牲が払われており、たとえ些細な事柄でも、驚くほどの代価の支払いは免れない。)


 3 我们看历史,能够据过去以推知未来,看一个人的往的经历,也有一样的效用。

  Wǒmen kàn lìshǐ, nénggòu jù guòqù yǐ tuīzhī wèilái, kàn yīgè rénde wǎng de jīnglì,  

  yěyǒu yīyàng de xiàoyòng.

 (歴史を眺めれば、過去によって未来を推し測ることができ、一個人のこれまでの経歴を眺めるのも、また同じ効用をもっています。