10月20日、火曜日とても寒い朝です。

 10月も20日となりました。昨日は、昼に幌加内、夜に信州の蕎麦を食べました。どちらも美味しかったのが印象に残っています。食いしん坊になってしまいました。温良恭倹譲の五徳の精神をつい忘れてしまいます。ついつい、卑しさがでてしまいます。仁徳がないのでしょう。反省の意味もこめて、今朝は浪岡へ行ってきます。

 今日の子規歳時は、
 虚子を待つ松簟鮓や酒二合 (1897年、明治30年10月20日)
 明治24年10月20日付けの書簡で、子規は高浜虚子に雅号を送っています。虚子は本名の清にちなんだものです。碧梧桐も本名秉五郎(へいごろう)の音に似せたのでした。

 今日の魯迅箴言365日は、箴言101です。
 每一新制度,新学术,新名词,传入中国,
 便如落在黑色紫缸,立刻鸟黑一团,化为济私助焰之具,
 科学,亦不过其一而已。此弊不去,中国是无药可救的。
  Měi yī xīn zhìdù, xīn xuéshù, xīn míngcí, chuán rù zhōngguó,
 biàn rú luò zài hēisè zǐ gāng, lìkè niǎo hēi yī tuán, huà wéi jì sī zhù yàn zhī jù,
 kēxué, yì bùguò qí yī éryǐ. Cǐ bì bù qù, zhōngguó shì wú yào kě jiù de.
「新しい制度ができるたびに、新しい学術、新しい言葉、が中国に入ってきて、紫の水がめに黒色を落とすが如く、鳥を黒一色にするように、私財をなげうってまで、いままで科学はこれまで役に立ってはこなかった。この弊害を取り除かないで、中国を救う薬はないのだ。」

 今日の論語一日一章は、論語12-10(論語巻第六 顔淵第十二篇 10章)です。
 子張問崇徳辨惑、子曰、主忠信徒義、崇徳也、
 愛之欲其生、惡之欲其死、既欲其生、又欲其死、是惑也、
 誠不以富、亦祇以異、
 Zi zhāng wèn chóngdé biàn huò, zǐ yuē, zhǔ zhōng xìntú yì, chóngdé yě,
 ài zhī yù qí shēng, è zhī yù qí sǐ, jì yù qí shēng, yòu yù qí sǐ, shì huò yě,
 chéng bù yǐ fù, yì qí yǐ yì,
(子张问崇德辩惑,子曰,主忠信徒义,崇德也,爱之欲其生,恶之欲其死,是惑也,诚不以富,亦祇以异,)
「子張、徳を崇くし惑いを弁ぜんことを問う。子曰わく、忠信を主として義に徒るは、徳を崇くするなり。これを愛しては其の生を欲し、これを悪みては其の死を欲す。既に其の生を欲して、又た其の死を欲するは、是れ惑いなり。」
(子張が徳をたかめ迷いをはっきりさせることについてたずねた。孔子はいわれた、「誠の徳である忠と信とを第一にして正義へと移ってゆくのが、徳をたかめることだ。愛すれば生きていてほしいと思い、憎めば死んだらよいと思うのはふつうの人情だが、さきには生きていてほしいと思いながら、また死んだらよいと思う、それこそ迷いだ。」と。