6月17日、五月雨やよき硯石借り得たり

 今日は6月17日、月曜日です。一昨日の夜、そして昨日の昼前から雨が降っています。昨日からは小雨というか静かなさざ波のような雨です。少し、風が出てきました。家の中は、肌寒い感じで、妻はストーブをつけています。今日は合羽を着て、雨の中を新町の事務所まで行きます。
 5時から月曜会でした。成田先生と二人、10分ほど話をして、街頭演説の声が聞こえてきたので、外に出ました。吉田忠智さんの演説を聴き、そのあとアウガで決起集会がありました。先生と二人で、小田切さんの挨拶も聴いてから、龍鳳閣へ行き、白酒を飲みました。とても美味しかったけれど、酔いました。自転車を置いて、先生の奥様に送ってもらいました。
 今日の子規歳時は、硯だけはいいもの使いたいと思っていた子規へ、碧梧桐が兄の硯を貸してくれたのを喜んだ明治35年の句です。
 今日の魯迅箴言は、箴言153です。
 感激,
  那不待言,
  无论从那一方面说起来,
  大概总算是美德罢。
  但我总觉得这是束缚人的。
  ……
  因为感激别人,
  就不能不慰安别人,
  也往往牺牲了自己,
 ――至少是一部分。