魯迅箴言日記 2019/12/07 松山の城を見おろす寒哉

 今日は12月7日、土曜日です。昨日で、北狄389号の編集者として仕事の第一歩を終えました。執筆者は9名、ページ数の確保のため、「星のないホテル」と「私の魯迅箴言日記その後」の2作を発表します。今号は、青柳隼人さんの「初詣」が出色の作品です。涙なくして読み進めることができませんでした。魯迅箴言日記はあと1回分は出したいと思います。書きたいことと書かなければならないことがまだたくさんあります。「提灯屋の女房」「華梅菓子店」「楢橋先生」「冥界の王」という具合に題がきまって、すでに書き始めている小説もあります。

 

 今日の子規歳時は、明治32年の句ですが、子規は明治22年の松山会で、松山人の気質について演説し、東京と松山の比較表まで作っていたようです。

 

 今日の魯迅箴言は、箴言324です。

 普遍,永久,完全,

   这三件宝贝,

   自然是了不得的,

   不过也是作家的棺材钉,

   会将他钉死。

   譬如现在的中国,

   要编一本随时随地,

   无不可用的剧本,

   其实是不可能的,

   要这样编,

   结果就是编不成。

 普遍、永久、完全、

 この三種の宝は、

 むろん得難いものではありますが、

 しかしまた作家の棺桶を打ちつける釘でもあり、

 彼を釘づけにして葬ることもできるのです。