魯迅箴言日記 2020/1/1 元日や枯菊残る庭のさき

 今日は2020年1月1日、元日です。今年もしっかり日課をやって、仕事と執筆を両輪としてやっていきます。今日は、義弟の家で新年会です。

 

 今日の子規歳時は、季語が「元日」です。この句は、明治28年に詠んだ句です。この年、子規は新聞「日本」の従軍記者として満州へ渡り、帰途発病しています。須磨で療養し、その後、松山へ帰り、松山中学の教師だった夏目漱石と50日余り一緒に過ごしています。

 

 今日の魯迅箴言は、箴言349です。

    嗜好的读书,该如爱打牌的一样,

    天天打,夜夜打,连续的去打,

    有时被公安局捉去了,

    放出来之后还是打。

    诸君要知道真打牌的人的目的并不在赢钱,

    而在有趣。

    牌有怎样的有趣呢,

    ·········

    它妙在一张一张的摸起来,

    永远变化无穷。

    我想,凡嗜好的读书,

    能够手不释卷的原因也就是这样。

    他在每一叶每一叶里,

    都得着深厚的趣味。

 好きでやる読書は、麻雀好きと似ています。

 (麻雀好きは)昼も夜もなく打ち続け、

 公安局に捕まろうとも、

 出て来るなりまた打つのと似ています。

 皆さん、真の麻雀打ちの目的は金稼ぎにではなく、

 愉しみにあるのです。

 麻雀の愉しみとはどんなものでしょうか。

 ……

 その妙味は、牌を一つ一つ積もってくることによって、

 どこまでも変化が尽きないことにあるようです。

 好きでやる読書が、

 書物から手を離せなくなる理由も、

 似たようなものではないでしょうか。

 読書は一頁一頁のなかに、

 味わい深い面白みを汲み取っているのです。

 

 

   

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