魯迅箴言日記 2020/08/31 鮒鮓や考槃亭をかりの宿

 今日は、8月31日、月曜日です。自民党の後継総裁選びは予想された筋書きで進んでいます。早ければ9月14日にも決まりそうです。まったく予想通りです。これで、コロナが幾分でも収束の方向が見えれば、解散総選挙という流れになるでしょう。

 

 今日の子規歳時は、「鮒鮓や考槃亭をかりの宿」(明治34年)です。子規は明治23年の帰省から帰京する際、大阪から大津に遊んだ。義仲寺や幻住庵を訪ね、三井寺山内考槃亭に宿を求め、数日滞在し、琵琶湖上に舟を浮かべ、月を賞したりしたのです。

 

 今日の日本国憲法は、

第31条〔法定手続の保障〕

何人も、法律の定める手続によらなければ、その生命若しくは自由を奪はれ、又はその他の刑罰を科せられない。

(本条は、法定手続きの保障と、死刑までの刑罰を科すことを規定しています)

 

 今日の魯迅箴言は、箴言365日の97日目「中国人の特徴は運命を信ずることであり、」です。

 (原文)

  中国人的确相信运命,

       但这运命是有方法转移的。

       所谓”没有法子”,

       有时也就是一种另想道路

       ――转移运命的方法。

       等到确信这是”运命”,

       真真”没有法子”的时候,

       那是在事实上已经十足碰壁,

       或者恰要灭亡之际了。

       运命并不是中国人的事前的指导,

       乃是事后的一种不费心思的解释。

 (拼音)

  Zhōngguó rén díquè xiāngxìn yùn mìng,        
  dàn zhè yùn mìng shì yǒu fāngfǎ zhuǎnyí de.        
  Suǒwèi” méiyǒu fǎzi”,        
  yǒushí yě jiùshì yī zhǒng lìng xiǎng dàolù        
  ――zhuǎnyí yùn mìng de fāngfǎ.        
  Děngdào quèxìn zhè shì” yùn mìng”,        
  zhēn zhēn” méiyǒu fǎzi” de shíhòu,        
  nà shì zài shìshí shàng yǐjīng shízú pèngbì,        
  huòzhě qià yào mièwáng zhī jìle.        
  Yùn mìng bìng bùshì zhōngguó rén de shìqián de zhǐdǎo,        
  nǎi shì shìhòu de yī zhǒng bù fèi xīnsī de jiěshì.

 (訳文)

  中国人は、運命を信じています。

  しかし、運命をかえることはできます。

  いわゆる、「どうしようもない」というのは、

  ――運命を変える方法の――

  もうひとつの道でもあります。

  ほんとうに「どうしようもない」ときには、

  事実上は、まったくどうしようもない壁につきあたったときで、

  あるいは、滅亡に際している時です。

  運命とは、中国人の事前における導きでは決してなく、

  事後における一種のわりきった解釈の仕方なのである。