魯迅箴言日記 2019/12/05 凩や燃えてころがる鉋屑

 今日は12月5日、木曜日です。旧暦では11月9日です。今日もとても寒い一日になりそうです。

 

 今日の子規歳時は、明治29年家12月5日に詠んだ句です。カンナは鉋です。

 

 今日の魯迅箴言は、箴言322です。

 作为缺点较多的人物的模特儿,

   被写入一部小说里,

   这人总以为是晦气的。

   殊不知这并非大晦气,

   因为世间实在还有写不进小说里去的人。

   倘写进去,

   而又逼真,

   这小说便被毁坏。

   譬如画家,

   他画蛇,画鳄鱼,画龟,

   画果子壳,画字纸蒌,画拉圾堆,

   但没有谁画毛毛虫,画癞头疮,

   画鼻涕,画大便,

   就是一样的道理。

   欠点の多い人間のモデルにされて、

 小説の中に描かれると、

 本人は大抵いまいましがるものである。

 だが、実はこれは決していまいましいことではない。

 なぜなら、世間には、小説の中に書けぬような人間さえいるからである。

 もし書けば、

 そしてそれが真に迫っていれば、

 その小説はぶち壊されてしまう。

 例えば、画家は、

 蛇を描き、鰐を描き、亀を描き、

 果物の皮を描き、紙屑籠を描き、ごみの山を描くけれども、

 誰一人として、毛虫を描き、かさかさ頭を描き、

 鼻汁を描き、糞を描く者がないのと、

 同じ理屈である。